つれづれ日記 —2015 4月—
NEW! 2015/04/25 <モデルさん>
久しぶりに生のモデルを描いた。「生」って言い方もヘンだけど。
最近はクロッキー会的なものには全く行っていない。
電車の中などでコッソリ描いてはいるけれど、やはり動くし、
若い女性なんか描いていたら、ストーカーと間違われてトラブル
にもなりかねない。困ったご時世だ。
でもモデルを雇うのも大変なんですよ、経済面だけじゃなく。
二人っきりでしょ、これがけっこう緊張するんです。
それに場所の確保とかポーズ付けたりとか。
モデルと言ってもプロじゃないので。
演劇とかやっててちょっと「演じられる人」なら、その人に任せ
て、いい表情があったらそれを頂く、とか出来るけれど。
ま、プロじゃない人の良さももちろんある。
それこそ街を歩けば「描きたい人」だらけ。でも、見ず知らずの
人に声かけるわけにもいかないしね。
で、実質2時間程度では全然時間が足りない!
三回くらいやらないとダメだな。
今回はモデルさんの把握で終わってしまった。
心置きなく描けるような立場になりたいなぁ。
ま、そうなるまでは、写真を併用してなんとか凌ぐしかないか。
2015/04/18 <黒衣のイヴ展>
今夜はオープニングパーティーでした。
17時からだったのだが、徐々に来客があり、途中からは
人でごった返す状況に!ありがたい事です。
ま、画廊がそんなに広くないし、そこにテーブルを出して料理
やお酒を出していたので尚更人が溢れて、まさに立錐の余地も
ないほど。
参加されている作家さんもたくさん来て、色々とお話出来たの
も良かった。
しかし皆さん、若い!そして若いのに上手いですね。
自分なんかは、今の画風に落ち着くまでに何十年も、アッチに
行ったりコッチに来たりしたけど。
みなさんシッカリご自分の世界を構築してます。
脱帽ー!!
2015/04/17 <注目の新人?!>
『美術の窓』という美術雑誌の新人大図鑑「編集部イチオシ!注目の新人」
特集に掲載されました。
4月20日発売号です。
ザッと目を通したところでは・・・私が最高齢ではないでしょうか?!
ま、それはともかく。
作品の画像が黒く潰れてる!真っ暗で何がなんだか。
原画とのあまりの違いにガッカリ。
掲載写真はサイズが小さく、原画の15分の1程度。
それだけ圧縮されるわけだから、その分も考慮して、少し明るめに画像を
補正して渡すべきだった。
そのことは頭をよぎったのだが、ちょうど運悪く!macが壊れてたのだ!
なので過去に渡してあった画像を「そのまま使って下さい」と言ってしま
った。
ま、良い勉強になりました。
2015/04/16 <グループ展2>
かわうそ画廊のグループ展への出品作、その二。
これは下の絵と同時並行して描いた。
一枚の「乾き待ち」の間にもう一枚を描いて・・・と言う具合に。
出だしはこの絵の方が良くて、下の絵はダメだったのだが、終わっ
てみると、この絵の方が良くないなぁ。
筆の置き所を誤ったかな。
ハイライト部がかなり黒ずんだので、珍しくホワイトを乗せた。
と言ってもシャブ目でうっすらと、だけど。
ホワイトで「潰す」と絵面が厚ぼったくなっちゃうんだよなー。
これはどう工夫しても解決策が見つからない。
やはり「紙の白」をハイライトにするのが最も透明感が出る!
つまりハイライト部の紙を白い状態で残しながら描かないとい
けない訳です。
これは神経質な作業です、疲れます、ハイ。
で、描き終わって気づいたのだが・・・今回は「黒衣のイヴ」と
言う展覧会のタイトルが示す通り「モノトーン」主体の作品の要
請だったのだが、カラー作品になっちゃいましたね!
うむ、そんなに色を乗っけたつもりはなかったんだが・・・。
とにかく、もう間に合わないのでこの絵も展示します。
4月18日からなので、お時間あれば、ぜひ!
2015/04/15 <グループ展>
個展終了後、グダグダしてたらはや四月に!
4月18日から23日まで、銀座のかわうそ画廊でグループ展が
あるので、その為の作品を作らねば。
しかし、グダグダモードは続いていて、なかなか調子が上がらない。
ま、小品2、3点の出品なんだけれど。
それにしてもウマく行かないなー。
自分としては、あまり描き込まずに、水墨画の様にサラッと仕上げ
たいのだが、特に画面サイズが小さいと、何と言うか「説得力」み
たいなものが、今ひとつ出ないような気がして。
それで不安になって、ついつい描きこんで何とか持たせようとして
してしまう。
そしてそのうち、画面が黒ずんでしまう悪い流れに。
ま、そのさじ加減、ギリギリの境界で危うく成立させたい、なんて
思ったりしてるから、タイミングを逃すと描き過ぎに。
こう言う時は、アクリルとか油ってイイなー!って思っちゃう。
グチャグチャになれば、ホワイトで潰す事が出来るからね。
でも、そうすると透明感が出ないので、結局は今の描き方に戻って
きちゃうんだけど。
とにかく。
もう明々後日からなので、今回はコレで行きます。
つれづれ日記—2015 3月—
2015/03/23 <macの最期>
ついにmacがご臨終。
昨年末から調子が悪くなっていたのだが「セーフモード」と言う、
最低限の機能だけ動かせる状態で使用していた。
アップルストアのスタッフによれば「グラフィックチップ」と言う部品
が壊れていると思われるので、アップグレード等をしても直らない。
部品交換しか手は無いが、部品が製造終了しているので、買い換える他
ない。との事だった。
セーフモードでは、動画やデータの重いページはすぐに落ちてしまうが、
それ以外では何とか使えていた。
が、今回はついにモニターに縦縞の砂嵐が出てきて、すぐにブラックア
ウト状態に。もう、完全にアウト!
しかし、パソコンが無いと何にも出来ないですね!現代社会は。
メールが見れないし、送れない。
携帯メールだとPDFとか書類系や画像系はやっぱりダメ。
ま、でも個展終了後で良かったと考えるしかない。個展の直前だった
死活問題だったよ。
なので、速攻で買いに行きました。
6年と7ヶ月の命でした。チーン!
2015/03/03 <個展・後>
個展が終了して、虚脱感がヒドイ。何にもやる気が起こらない、
体の芯の種火が消えてしまったみたいで、起きるのも億劫で食欲もない。
こう言うと燃え尽き症候群、個展をやりきったんだね、って思われるかも
しれないが、それとはすこち違う。確かに努力はしたけれど。
努力するのは当たり前で、問題は「結果」だと思う。
ここが貸画廊でやってた時とハッキリ違う。貸画廊なら「自腹」なので好
好きなことやって自己満足できればそれでOKだけれど、コマーシャルギャ
ラリーでやる以上は自分が満足するか否かはどうでもよくて。
やはり動員や売上で画廊に恩返ししないとダメだと思う。
自分の為に画廊のスタッフの方が一生懸命動いてくれて、広告も出してくれ
たりプレス対応してくれたり、当然費用も出して貰ってるので、それで自分
の好きな事だけやりました、では何とも申し訳が立たない。
なので、何とか開催費用分くらいの売上は上げたかったのだが・・・
そこがウマくは行かないものなんだなぁ。
ここで「売れる売れないは運だから」とは言いたくない。全ては自分の絵に
まだまだチカラがないから。
でも売れそうな絵を描こう、と言うんじゃない。だいたい「こんな風に描け
売れる」なんて分からないしね。
とにかく精進、精進です。