つれづれ日記 ー2012 12月ー

NEW!  2012/12/28 <裏切りのサーカス>

 

スパイ映画です。

ですが「007」の様な派手なアクションは皆無。静かでドッシリ

とした映像と音楽で、冷戦時代の世界の裏側をリアルに描写している。

 

英国情報部にソ連の二重スパイ「もぐら」が潜り込んでいるという情報

を巡り、ゲイリー・オールドマン扮する老スパイが捜査を開始する。

はたして「もぐら」は誰なのか?

それとも、そもそも「もぐら」などいないのか?

 

過去と現在、回想と現実を交錯させながら、数多い登場人物と

エピソードを巧みに語っていく。

最近の映画によくある細かいカット割りのせわしない演出はせず、

あくまでジックリと描いていく。

 

そして畳み掛けるようなラストの謎解き!

ウッカリしてると「え、アレレ?」となるのでご注意を。

 

それから、注目なのが70年代英国のビシッとしたスーツ

ファッションと、彩度を抑えたレトロ調の映像。

オトナの世界を堪能できます。

「サンザシの樹の下で」A4  鉛筆/紙
「サンザシの樹の下で」A4 鉛筆/紙

2012/12/26 <2012 映画ベスト10>

 

今年、名画座で観た約50本の中からベスト10を発表します!

 

第10位 アーティスト (仏 ミシェル・アザナヴィシウス監督)

  9位 50/50 (米 ジョナサン・レヴィン監督)

  8位 ミッドナイト・イン・パリ (米スペイン ウディ・アレン監督)

 

  7位 海洋天堂 (中国 シュエ・シャオルー監督)

  6位 ソーシャルネットワーク (米 デヴィッド・フィンチャー監督)

  5位 ヤング≒アダルト (米 ジェイソン・ライトマン監督)

 

  4位 裏切りのサーカス (英仏独 トーマス・アルフレッドソン監督)

  3位 おとなのけんか (仏独 ロマン・ポランスキー監督)

  2位 ゴーストライター (仏独英 ロマン・ポランスキー監督)

 

  1位 サンザシの樹の下で (中国 チャン・イーモウ監督)

 

 

1位の「サンザシ〜」はいわゆる「純愛難病もの」です。

主演の少女の「口づけしたら妊娠しちゃうかも」という処女性にやられます。

男性には未だにどこか処女信仰があって・・・。

ただ、設定が現代日本だったら「こんな女いねぇよ」となるのだが、

70年代(文化大革命時)の中国が舞台ということで

「こんな子もいたのかも」と夢想できる。

ま、結局、セクシー系は清純派には勝てないのです。

B3 ガッシュ/紙
B3 ガッシュ/紙

2012/12/19 <挿画コンペ>

 

第1回「Feel Love 挿画コンペ」に入選した。

今回が初開催という事で、要領がよく分からぬまま

応募したのだが・・・

 

年に3回募集があり、毎回「ピックアップ アーティスト」

として2名を選出する。

2名×3回=6名/年 ということになり、その中から

1名「大賞」が選ばれるという仕組みらしい。

 

つまり「ピックアップ アーティスト」にならなければ、

大賞の選考対象にならない。

私はタダの入選だったので、(やらしい言い方だけど)

実利はない。という事になる。

 

なんだかいつも、このあたりをウロチョロしているな〜。

ま、次、頑張ります!

 

 

2012/12/10 <イラ通コンペ>

 

「第4回イラストレーターズ通信コンペ」で「入選次点」に選ばれていた。

展示の事で頭が一杯で、すっかり忘れてた。

応募したのは確か9月、だったかな。

 

それにしても、

「入選 次点」って・・・なんのこっちゃ?要は落選でしょ!

 

例えて言うなら

「アナタの事、嫌いになったわけじゃないの、でも、ごめんなさい

・・・さよなら」って別れ話で切り出すズルイ女みたいじゃない?

 

他に好い男見つけたから、バイバイ!と

はっきり言われた方が、まだマシやって感じじゃない?

 

ま、次また頑張ります。

 

 

B3 ガッシュ/紙
B3 ガッシュ/紙

2012/12/02 <逆光2>

 

「逆光」シリーズ(?)の2作目。

今回は暖色系で描いてみました。

 

影の部分を背景に溶け込ませるようにし、

光の部分を際立たせるよう意識した。

 

午後のまどろみって感じでしょうか。

ま、「まどろみ」といっても私の絵に

色気はないけど。