つれづれ日記 ー2013 2月ー
NEW! 2013/02/24 <80's>
アメリカン(のーてんき)ロックミュージカル
「ロック・オブ・エイジズ」を観た。
舞台は'89年、シンガーを夢見て田舎を飛び出し、大都会LA
にやってきたシェリーだったが、ウエイトレスに。
恋をして→ケンカして→ポールダンサーに落ちぶれるが・・・
ラストにはシンガーとしてスポットライトを浴び、カレとも復縁!
というお定まりのアメリカンドリーム物語で80'sロックを唱い、踊る。
ま、80'sは不毛の時代で・・・
60、70's世代からは「ロックは死んだ」と言われ、90’s世代
からは「あんな商業主義、ロックじゃねぇ」と小バカにされた。
音楽的アイデンティティの希薄な、哀しい世代なのです。
映画は80'sのファッションとMTVっぽい映像で、当時の雰囲気を再現
しているが、コレを今の若い人達が見たとき、どう感じるんだろう?
やはり「ダサッ」と言われそう。
2013/02/21 <苦役列車>
「苦役列車」という邦画を観た。
中卒の貫多(19才)は日雇い人夫として、朝起きて働き、飯を食い、
吞み、フーゾクに行って、夜寝る。という毎日を過ごしていた。
そこに屈託ない専門学校生の正二がバイトとして現れ、
初めて友達と呼べる人間と出会うが・・・。
ん〜、イマイチでした。ラストは一応ハッピーエンドというか、
貫多が小説(文章)をしゃにむに書き始めるところで終わるのだが。
主演の森山未來は好きな俳優ではあるんだけれど、この映画に関して
は消化不良気味。そしてヒロイン役の古本屋のアルバイト学生を演じ
る元AKB前田敦子のアイドル然とした演技に鼻白んでしまった。
右の絵は初冬の海ではしゃぐ重要な場面だが、前田に関しては、下着姿
で頑張ってはいるんだけど「グラドルのイメージPV」にしか見えなかった。
こういう動員目当てのキャスティングは、今の消費者は直に見破るので、
映画会社もいい加減止めた方がいいと思う。
この手の役柄は蒼井優が抜群に上手いんだけどな。
(森山と共演した「百万円と苦虫女」の告白シーンは最高だった!)
ということで、トコトン「苦役」に撤しても良かったんじゃないかな?
2013/02/16 <ポートフォリオ2>
文藝春秋社の大久保明子先生に作品を見て頂いた。
「余白に色気があってイイですね」特に問題はない。
強いて言えば、女の子ばかりでなくオジサンや子供を描くとか、
モノクロや、逆に超カラフルに描くなどしてみては?
との評だった。
ん〜、こういう評価はある意味困惑する。
もちろん、ケチョンケチョンにけなされれば凹むけど、
方向性が明確になったり、「この人、感性が違う!」と、
自分の「譲れない一線」がハッキリしたりもする。
特に問題ない、と言われると逆にねぇ・・・。
ま、でも勉強になりました。
2013/02/13 <ポートフォリオ1>
デザイナーの鈴木成一先生にポートフォリオを見て頂いた。
中でも一番良いと言われたのが右の作品。
この絵には「不穏な空気」が漂い「物語性」を感じる。
が、他の絵は表層的で、イマイチ深層に迫れていない。
との評だった。
ん〜、さすがです。
この絵は挿画コンペの為に小説を読んで、その一節の
情景を描いたもの。
他の作品は、なんとなくの自分の好みのイメージを絵
にしたものだった。
(自分ではこの手の暗い絵は好みではないのだけれど)
この手の絵でポートフォリオを再構成するとなると、
ん〜、タイヘンだな!
ちょっと、気の遠くなるなような・・・。
2013/02/01 <グループ展>
銀座Gallery Art Pointでの「New Year Sellection展」
が終了した。
参加人数が85名ということで、作品は二段掛け。
一人1点でだいたいF6号(42×42㎝以内)なので、
流し見するだけでお腹いっぱいになります。
あまりキャラがかぶる作品もなく、皆それぞれ違った画風だった。
ずっと見ていると、もう何が良いんだか悪いんだか分らなくなってくる。
サイズが小さいので迫力では勝負出来ないし、
1点だけで世界観を伝えるのも難しい。
ま、条件はみな同じなんですけどね。
そんな中でもパッと人を引きつける工夫も必要かもしれません。