つれづれ日記 ー2013 1月ー

A4 鉛筆/紙
A4 鉛筆/紙

NEW!  2013/01/25 <アルゴ>

 

1979年イラン。革命の嵐が吹き荒れる中、アメリカ大使館

が暴徒に占拠され、大使館員が人質となる。

6人が辛くも脱出しカナダ大使私邸に逃げ込むが、発見され

るのも時間の問題。

そこでベンアフレック扮するCIAの人質奪還のプロが、

奇想天外な作戦を強行する。

「アルゴ」という(ニセの)映画の「ロケハンで訪れたカナダ人」

として6人を国外脱出させようと試みるが・・・。

 

本年度「アカデミー作品賞」にノミネートされているが、

ん〜、それほどの作品でもないかな?それなりに面白いれど。

 

イランを舞台にしたシリアスな展開と、

ハリウッドを舞台にしたコミカルな展開とあるのだけれど、

「どっちつかず」な印象。

個人的にはハリウッドの場面での、70'sの音楽の使い方がイマイチ。

あそこでもっと盛り上げられたんじゃ?と思うのだが。

まぁ「スターウォーズ」が既に公開されている時勢に

「フラッシュゴードン」的な映画「アルゴ」をプロモートしていく所

は笑えるえれど。

 

ところで。かつてのイケメン俳優ベンアフレックが

「チャックノリス」にしか見えなかったのは、私だけでしょうか?

F6 ミクストメディア/水彩紙
F6 ミクストメディア/水彩紙

2013/01/21 <展示>

 

1月22日から始まるグループ展に参加する。

 

小作品を一人1点で、3、40人の展示と聞いていたのだが、

フタを開けてみれば、約80人による展示になるらしい。

もう、ガチャガチャでしょうね。

 

で、作品はといえば・・・

結局ギリギリになって一日半の突貫工事で仕上げた。

火事場のくそ力で即興的な良い絵が出来る事を期待したのだが、

イマイチのものしか出来なかった。

 

やはり、ちゃんと準備しなきゃダメですね。

昨年の展示の教訓がまるで活かされてない!

ま、参加費が無料なのでイイですが。

 

とにかく、

1月22日(火)〜2月1日(金)まで

銀座Art Point Galleryにて開催です。

 

 

「HANA-BI」A4(紙/鉛筆)
「HANA-BI」A4(紙/鉛筆)

2013/01/07 <大晦日>

 

大晦日の深夜から年越しにかけて、テレビ埼玉で「HANA-BI」

を放送していた。十数年ぶりに観たが、やはり良かった。

 

この映画の良さは、何と言っても「つなぎ」。

過去と現在を巧みに切り返し、折り重ね、ハッとさせられる。

 

北野映画といえば、バイオレンスとかキタノブルーなどが

やたらと語られるが、この映画に関して言えば「編集」だと思う。

 

そして、北野映画は基本「サイレント」なんです。

セリフはけっこう棒読みだし、役者の自己満的熱演も皆無。

「絵」と「絵」を並べていけば物語になる。という感じ。

その「絵」の順序をわざと入れ替えたりして重層的に語っていく。

 

この辺は漫才やコントから来てるんじゃないかな?

オチまでにどう持っていくか?とか、落とすようでスカしたり、

初めにオチを持ってきたりとか。

 

そのオチ(ラスト)は上品です!バイオレンスじゃないよー。

でも、こんな哀しい映画を大晦日→元旦に放映するテレ玉はスゴイ!

 

 

 

「ヤング≒アダルト」A4(鉛筆/紙)
「ヤング≒アダルト」A4(鉛筆/紙)

2013/01/06 <ヤング≒アダルト>

 

アメリカ映画「ヤング≒アダルト」。

 

シャーリーズ・セロン演じる主人公は高校時代は「学園の華」だったが、

20年後の今もヒロイン気取りが抜けない痛いアラフォーに。高校時代

の元カレに再会して復縁し、かつての輝きを取り戻そうとするが・・・。

 

「アメリカのハイスクール」といえば、底抜けに明るくて皆「リア充」だろ?

ってイメージなんですが、これも「リア充/非リア充」についての映画です。

 

主人公の対極として「チビデブオタク/非リア充」のオッサンが出てきます。

(高校時代は体育会系イケメンがリア充なのですなぁ、どこの国も)

が、この非リア充オヤジとセロンが解り合えたか否かは微妙。

 

「桐島〜」ではリア充に対する「ささやかな鉄槌と友情」が描かれて救われるが、

この主人公は、現状ほとんど「非リア充」化している事を思い知らされても、

結局「リア充」を捨てようとはしません。

 

そこが、映画としては半端なんですが、逆にリアルでもある。

後味は微妙だけど、うん、これも映画です。

 

 

 

「橋本 愛」B5(鉛筆/紙)
「橋本 愛」B5(鉛筆/紙)

2013/01/05 <桐島>

 

「桐島、部活やめるってよ」という映画を観た。

 

スポーツ万能、成績優秀、しかもイケメン、スタイル良しで、

女の子にもモテな「桐島」が突然、部活を辞め、姿を消した。

その事が学校内に徐々に波紋を広げていく・・・。

 

ちなみに。桐島くんは最後まで登場しません。ココがうまい!

「桐島」を取り巻く

「体育会系/文科系/帰宅部系」「リア充/非リア充」の群像劇に。

 

神木隆之介(映画部/非リア充)の視点がメインになっている

ところがヒットの理由だと思う。

リア充がどこか、憎らしく描かれている。

 

しかし。高校3年間が「リア充でした!」なんて言える人間は、

人口の1割もいないのではないか?

 

「帰宅部の非リア充」だった私からすれば、モテなくても映画制作

に頑張ってた神木隆之介は羨ましくさえあった。

 

それと。「橋本 愛」

という女優さんが準主役で出演してるのだが、美しかったです。

 

 

 

「年賀状 原画」 B3 ガッシュ/紙
「年賀状 原画」 B3 ガッシュ/紙

2013/01/01 <新年>

 

あけましておめでとうございます!

新年の抱負を書いとこうと思います、やっぱり。

 

今年のテーマは「ラフ」で行きます。

 

昨年はもっと「ツッコンデ」いこうという事だったのだが、

描くのに、妙に慎重になり、一枚に費やす時間が長くなり、

そうすると枚数が減り、ますます慎重になり、

絵の「描き始め」がおっくうになり、さらに枚数が減り・・・

というスパイラルに陥った。

 

なので、少々雑でも良いからドローイングの延長のつもりで、

まぁラフに、肩の力を抜いて描きたいと思います。

 

てな感じで、今年もヨロシクお願いします!