つれづれ日記 ー2012 2月ー
NEW! 2012/02/26 <なかのZERO>
「なかのZEROで絵を描く会」に参加してきた。
今回のモデルは、衣装が「モノトーン」だった。
見たまま描くという手もあったが、
自分で勝手に色を置き換えてみた。
クッションのオレンジ色を起点に色を配していく。
こうなると一種の「色彩構成」。
なので、バルールは追わず、現実の色味も無視した。
原画は少し濁ってしまったが、PC画像で見ると
オレンジ色が派手だなー。
2012/02/21 <ねこ>
ねこをスケッチしてきた。生きたヤツを。
まあ、とにかく「動く」。
必然、ウトウトしているところを狙うのだが、
突然ガッと起きて、ピュッといなくなってしまう。
20秒とジッとしていない。
なので、1分くらい見ながら描くと同時に、
観察し、記憶で描き足す。
まだまだデッサン修行が足りないと実感した次第。
竹内栖鳳「班猫図」の凄さを思い知った次第。
2012/02/10 <木炭2>
必要は発明の母?
かつてバリ島で生活していたことがあり、「プラノト・アート」と言う
ところで、(日本で言うクロッキー会に参加し)デッサンをしていた。
とある日。
そこに参加していた若いインドネシア人のアパートに遊びにいくと、
庭先で「小枝」を燃していた。
「?」と思い「何してるの?」と聞くと、
「え、木炭を作ってるんだよ」と。
ハンマーで軽く頭を殴られた気分だった。
「木炭」とは、何のことはない「炭(スミ)」なのだ。
小枝を燃したものなのだ。
同じ太さ、長さに調整され、パッケージされ、画材屋で買うもの
と思い込んでいた自分が、なんだか恥ずかしくなった。
何でもコンビニエントに買える代わりに、大切なことを失っているかもね。
2012/02/08 <木炭1>
「木炭」は古くて新しい画材?
十代の頃は「石膏デッサン」でイヤと言うほど描かされ、
実際に描くのがイヤになったりもした。
当時は言われるがままに「MBM木炭紙」に描いていたし、
石膏像の「調子」を表現することを最重要課題としていた
が、木炭の「扱い」に慣れず絶望したものである。
そのトラウマか、十何年も手にしなかったが、
先日ふと、描いてみて「コレは!」と思った。
伸びはイイし、擦ればサッと取れるし、真っ黒も出せる。
こんな便利な画材はない!
今思うと、キモはむしろ「紙」。
今回使ったのは安いスケッチブックで、表面に
エンボス(凸凹)が無い。コレが性に合ってる!
(MBM紙は調子を表現し易いようエンボスがある)
と言うことで、今後は木炭も使っていこうと思う。